クラスマッチの午後には運動会が行われた。前日の夜から朝方まで降雨があり心配の声も多々耳にしたが登校時間には雨が嘘だったかのような晴れ晴れとした運動会日和となり、日中は10月とは思えないほどの暑さとなった。クラスごとに1枚大きなブルーシートが敷かれそこにクラス全員が集う姿は団結力の輪が感じられるものであり後方から見守る担任は保護者のような優しく暖かい眼差しのように思えた。
競技が開始されると選手は全力で挑み、仲間を全力で応援する姿が輝いていた。特に最後の学校行事となった3年生は、盛り上がりも下級生の倍以上だったようにも感じられた。綱引きでは野球部の3年生の活躍が光り、応援する職員の熱気も生徒に劣らない様子だった。騎馬戦では第1次上田合戦のような熱い戦いがくり広げられ
た。大縄では練習無しとは思えない2年7組が脅威の45回を叩き出した。
運動会で最も盛り上がったのはやはり、学年別クラス対抗リレーであった。女子100ｍ男子200ｍを8人で繋ぐバトンはクラスの想いを背負う重いバトンだったのではないだろうか。順位がどうであれリレーが終わった後からは清々しさが漂っていた。
全ての競技が終了し閉会式が行われ、総合順位が発表された。平成30年度の優勝は3年2組であった。昨年に引き続きの連覇を成し遂げた3年2組はどのクラスよりも強かったように感じられた強いクラスの絆が勝因となったのではないだろうか。初のクラスマッチとなった1年2組も第3位と爪跡を残した。
総合優勝・・・3年2組
2位・・・3年7組
3位・・・3年6組、1年2組
5位・・・3年5組
どのクラスも素晴らしい活躍が光る1日であった。来年のこの日をまた期待したい。平成最後のクラスマッチは大いに盛り上がった。(文・中村泉咲 写真・奈良本梓)